会議をしたいけど、会議室がない！そんな時に利用するのが「貸し会議室」です。主要な駅やオフィス街、ランドマークとなる建物の近くに、意外と多くの貸し物件が存在しています。そこでは、ある程度の広さの空間を貸し切ることができ、デスクやチェアはもちろん、施設によってはホワイトボードやプロジェクターなど必要な設備を借りることができます。
しかし、用意されている設備や室内のインテリアは、一般的なデザインやビジネスユースのアイテムが大半。会議の内容によっては、味気なく感じることもあるはず。「もっと親密な雰囲気で打合せをしたい」「たまには気分転換できる空間がいい」「クリエイティブな発想が浮かぶような場所が欲しい」「おいしいコーヒーや軽食をはさんでミーティングできたら」…。そんなニーズに応えるサービスが登場しました。
その名も、『Closedcafe』。個人の喫茶店・カフェと、その空間を使いたい個人をつなぐマッチングサービスです。
主な喫茶店のメリット
サービス詳細には、喫茶店側のメリットがあげられています。
（1）空いている時間、貸したい時間を登録しておくだけでお客さんの予約が入るシステム
Closedcafeでは喫茶店それぞれが貸したい時間帯を登録しておくだけでその席を利用したい企画が持ち込まれます。企画が持ち込まれる事によって、普段は使われていないアイドルタイムの稼働率をあげることが出来ます。眠っている資産を簡単に活用する事ができるWEBサービスとなっています。
（2）新規顧客獲得のコストを圧倒的に下げる事が出来る
喫茶店経営の大きな悩みの一つとして新規顧客獲得があると思います。Closedcafeでは企画者がイベント成功のために喫茶店の代わりに集客してくれるため集客コストを下げる事が出来ます。また、まだあなたの喫茶店のことを知られていない地元のかたに企画を通じて一度来店して頂き、雰囲気を知って頂く事で常連を獲得する事も可能です。
つまり、お店側にとっては、お客さんの少ないアイドルタイムにも確実に集客でき、新規客も開拓するチャンスになるというわけです。会議などでの利用をきっかけに、お店を知り好きになってもらえれば、一石二鳥です。ちなみに、お店の掲載は無料。集客に直結するサービスとしては、破格の条件ではないでしょうか。
一方、スペースを借りる側にも大きなメリットが
それは、料金。お店によっては、会議の参加者がワンドリンクをオーダーすることで場所を借りられるので、貸し会議室よりも安くなることもありそう！もちろん、そのお店ならではの個性ある空間や、美味しいドリンクや軽食は、貸し会議室では味わえないもの。いつもと違った空間で、アイデアや議論も活性化されるかもしれません。
ちなみに、現在登録されているカフェはまだまだ東京都内のお店ばかりですが、こだわりのコーヒーが自慢のお店や、薬膳や発酵食品がおすすめのお店、またコワーキングスペースやギャラリーを併設したお店など、個性的なラインナップです。スクリーンや音響施設を備えたお店もあるので、多様な形で利用ができそうです。例えば、登録されている『天狼院書店』は、書店ながらソファ席やこたつを完備し、美味しいコーヒーを味わえる‘文化サロン’とでも言うべき場所。話題あふれる空間でなら、イノベーティブな打合せができるかも！？
なお、このサービスの利用には、Facebookアカウントが必要です。条件に合うお店を見つけたら、ウェブサイト内で、直接お店とのメールのやりとりが可能。
お店と細かな条件を話し合えるのが安心です。あなたの会議をもっと楽しく充実させる、素敵な空間を探してみてはいかがでしょう？
＜参考＞
http://closedcafe.strikingly.com/#intro
http://tenro-in.com
