会議の後に飲み会というのは、もはや定番の流れです。会議終了後に、居酒屋やレストラン、ホテルなど、予約された場所へ移動し飲み会がスタートするのが一般的です。しかし、会議が長引いて飲み会の開始時間を調整したり、欠席者が出て参加人数を調整したり…。なにかと不便なことも少なくありません。また、昨今では飲み会にかける金額も年々減少していて、リーズナブルに済ませたいという要望も根強くあります。
「オフィス飲み会」
そんな中、会議室で飲み会を開く「オフィス飲み会」が、近年人気を集めています。
読んで字のごとく、会議終了後に会社内でそのまま飲み会を開くというもの。居酒屋との調整はもちろん、開催場所までの移動も必要ないので、すぐに乾杯に移れると評判です。また、金額もリーズナブル。ケータリングや宅配を利用したり、事前にお惣菜やつまみを買い出したりすることで、一般的な飲み会よりも費用を抑えられるのです。
この「オフィス飲み会」の大きな助けとなるサービスも登場しました。それが、居酒屋メニューの宅配サービス。「白木屋」「笑笑」「魚民」などを運営するモンテローザが、ファミマ・ドットコムと提携し、居酒屋で提供するメニューを販売しました。鉄鍋餃子やチャーハンなど、人気メニューがラインナップされています。大容量2.3kgで用意された揚げ物のセットは、大規模な宴会にも十分対応できるボリュームです。
料理の宅配サービスといえば、定番のケータリングもはずせません。オフィスパーティー専門のToki-Dokiでは一人1,080円という格安でオードブルを提供。見た目にも鮮やかなパーティーオードブルに加え、カフェ飯やカレーといった女性に人気がありそうな食事メニューも用意されています。なにより会議室が華やかになるメニューを、低価格でオーダーできるのが人気の秘訣。温め機能のついた容器も、調理器具や火器のない会議室では大活躍してくれます。
「居酒屋を使った会議」
「会議室を使った飲み会」が人気を集める一方、「居酒屋を使った会議」も話題を呼んでいます。コロワイド東日本が経営する居酒屋「北の味紀行と地酒 北海道」「手作り居酒屋 甘太郎」「Foodiun Bar 一瑳」では、営業開始前の時間、店内を会議室として利用できるプランが誕生。ランチ営業終了後から夕方の営業開始までの時間、個室を貸し切ってセミナーや会議に利用が可能です。
2時間の会議と、2時間の飲み放題宴会がセットになっていて、無線LANや電源はもちろん、プロジェクターやマイクも利用できるので、本格的なビジネスミーティングにも最適です。場所代はかからずフリードリンクなので、貸し会議室を借りるよりも費用節約になるという利点も。会議終了後には、そのまま飲み会をスタートできます。利用者からは「時間が2時間と限られているので、集中して会議に臨めた」という声もあがりました。円滑な懇親会運営に加え、密度の濃い会議は思わぬ副産物となったことでしょう。
名古屋の居酒屋「楽々」も、店舗の会議利用が可能。こちらもランチと夜営業の間の16時から、席を会議室として使用できます。会議と飲み会が連続しているので、宴会の最中にも「さっきの話、聞き逃したんだけど…」「さっきは言い忘れたんだよね…」といった議題をより深める会話が飛び交います。会議も飲み会も満足度が高まりそうです。
まとめ
リーズナブルで効率的で手間もかからない、会議と飲み会。各々を別個に考えるのではなく、会議〜飲み会という一連の流れとして捉えることで、新しい開催方法が見つかります。また、場所と時間を少し工夫することで、利用できるサービスがいくつも用意されています。「会議室を使った飲み会」「居酒屋を使った会議」も選択肢に加えてみてはいかがでしょう。
＜参考＞
http://moneyzine.jp/article/detail/206350
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/special/17964/
http://bentoutakuhai.com
http://www.nagoya-rakuraku.com
